成長するためリスクを取った
君は薔薇より美しい
「今日はサポートに
徹しよう」
そう思ったのはセミナー開始直前
グループ席に座った時でした
2024年6月22日午前10時
天気は可もなく不可もなく
上野、そこそこ大きな会場
まつたけはとあるセミナーに
運営として参加していました
セミナー運営の仕事もしつつ
当日は参加者たちと同じ卓に座り
参加者たちをサポートもする
そんな役回り
参加者たちはビジネス初心者
1人でビジネスをやっているけど
思うように稼げていない
思うような成果が出ない
ホントに成功出来るんだろうか…
不安を抱えてきた初心者たちが
ビジネスで成功するために
必須となるマインドを学んで
成果の出せる自分に変わる
そんな成果が得られるセミナーでした
(さて、僕の卓はどんなもんかな…？)
席に座って周囲を一瞥
どことなく自身無さげ
こじんまりと座っていて
同卓の様子を伺っている
喋るのが苦手そうな人たち…
(そもそも何やるの？)
(ホントに私でも変われる？)
(皆凄そうな人ばかり…)
(自分、場違いじゃないかな…)
迷い
悩み
気後れ
恥ずかしさ
そんな風に見えました
「あ、僕だ」
重なったのは昔の僕
個人でビジネスやっている人たちの
飲み会に参加したはいいものの
何も喋らず
何も喋れず
右に左にきょろきょろしている
喋る内容が無い
喋る機会も無い
喋るのが怖い
言葉を発するのが怖い
勝負の前に負けてる
勝負の土俵に立ててない
まさに敗北者
まさに負け犬
ただいるだけ
いや、もはやいないのと変わらない…
「彼らは僕だ」
「昔の僕なんだ」
「何としても成果を得てほしい」
「この人たち全員を勝たせたい！」
そう思い、思考を回す僕
この人たちが最大限の成果を得るためには？
この人たちが少しでも成長するには？
この人たちがちょっとでも自信をつけるには？
この人たちをどうサポートすればいいか？
そんなことを考えながら
セミナーを受講します
今回のセミナー
グループワークがめちゃくちゃ多い
皆の前で発表する機会が多い
発表＝成果
発表＝主体性
発表＝稼げる自分
発表＝ブレイクスルー
そんな意図を感じるセミナー
実際皆わかっている
だから前で発表する機会は
出来る人たちの争奪戦になっている
…でもまあ
やっぱりさ
どうしてもさ
皆の前で発表するの怖いよね
だって喋るの苦手だもん
そもそも初心者なんだし
変な事言っちゃうかもしれないし
馬鹿にされたらどうしよう…
そう思っても不思議じゃない
かつての僕ならそう思います
ここで、主催者の方が話し始めます
「皆さん、主体性を持ちましょう」
「自らの考えや判断に基づき
責任を持って行動する事
これが主体性です」
「ずっと参加者で居続ける人は
主体性が無い人です」
「リスクを取ってでも
徹底的に思い切りやって
データを取りましょう」
「今座っているテーブルで
一番喋っている人が
一番リスクを取ってる人が
将来一番稼ぐ人です」
…なるほど
この人たちを勝たせるためには
「全員前に出させて喋らせればいいんだ！」
僕は他の参加者達を
徹底的にサポートする事にしました
基本的には一歩引いて
皆の意見を引き出させる
難しいところだけ僕が主導して
考える切り口を出してあげる
そして
なにより
全員に発表の機会を与える
はっぱをかける
背中を押す
勇気づける
応援する
「大丈夫ですよ！」
「行っちゃいましょう！」
「リーダーとして発表しましょ！」
「てか全員前で発表しちゃいましょ♪」
同卓の参加者たちが
少しでも多く成果を得られるよう
発言の機会をとにかく作る
とりあえず手を挙げて前に出させる
上手く喋れなくても大丈夫
考えがまとまってなくても大丈夫
理路整然としてなくても大丈夫
とにもかくにも大丈夫
あなたを嗤う人は
ここにはおらんのや
結果
見事
全員前に出て
発表しました！
しかも全グループで
トップクラスの
スピード！
なんと素晴らしい！
皆、勇気を出してリスクを取った！
皆、主体性を持って行動した！
皆、セミナーで最大限の成果を得た！
過去の自分に
打ち勝ったのだ！！！
顔には笑みが浮かび
心なしか自信が出ていて
仲間と仲良く語り合い
大きな成果を得た人たち
最初の雰囲気はどこへやら
各々はるかに成長した
とても美しかった…
人はそう簡単に変われないと
遠くから嗤うやつがいる
安全な外野からヤジを飛ばし
馬鹿にしてくるやつがいる
でも僕は声を大にして言える
人は変われる！！！
ほんの少しの勇気と
過去の自分を超えた行動と
「変わりたい」という気持ちだけで
歩くほどに
踊るほどに
ふざけながら
じらしながら
薔薇より美しい～
ああ～ああ～君は～
(テレッテッ↑テッ↑テッ↑テ↑テテテッ)
変わった～！
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